題名:深緑、若緑、虫の声
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題名:鎮座まします、大だるま
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題名:お日様照っても八幡宮
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ささき ようすけ
人は誰しも尊く美しい。私の絵に登場する「精霊たち」は、それを教えてくれているのだ と思います。 |
profile
1980年 北海道北斗市生まれ ・徳島大学大学院 人間・自然環境研究科 修了 ・高等学校教諭免許(美術) 〔個展〕 2019年 Amusing guests おひるごはんカフェ taom 函館市 2017年 流動的想像体図鑑 おとなり3 徳島市 So! Many Spirits ギャラリー三日月 函館市 So! Many Spirits OUCHI GALLERY/New York city 2015年 なんか洋界展 7 ヨウカイノハラワタ ギャラリー犬養 札幌市 2012年 なんか洋界展6 蛯子ハウス 函館市 2011年 なんか洋界展5 ギャラリー三日月 函館市 2010年 なんか洋界展 11 ギャラリーくるり 倉敷市 2009年 ON THE DESK OUCHI GALLERY/New york city 2007年 なんか洋界展 3 ギャラリーグレイス 徳島市 2006年 なんか洋界展2 ギャラリー花杏子 徳島市 2005年 なんか洋界展 ギャラリーウエイクアップ 徳島市 〔グループ展他〕 2019年 第3回はこだてトリエンナーレ出展(函館市、北斗市、木古内町) 2018年 青函交流アート展 (AUGA青森市) 2018年 アートプラネッツ入選作品展(ESTAプラニスホール/札幌市) 2016年 Show case(OUCHI GALLERY/New york city) 2014年 DOMA土間オブモダンアート(室屋/函館市) 2013年 y?y?=y?わからないとわからないでぜんぜんわからない(大黒湯/函館市) 2012年 第2回函館トリエンナーレ第2回(函館市) 第6回100人展(sala de/イタリア) 第4回100人展(OUCHI GALLERY) 2011年 道南美術の21世紀出展(道立函館美術館) 2010年 square exhibitions(Space Wamb/New york city) チャレンジ徳島芸術祭グランプリ受賞(徳島県立美術館) 2009年 雲・蜘蛛展(旧下分保育園/徳島県神山町) 1980 年北海道に生まれる。自然あふれる小さな港町で18歳までを過ごした。幼少期は様々な生物や植物の図鑑を眺めること、そして絵を描くことが好きだった。2000 年に徳島大学に入学。絵画を専攻する。そして、同大学の大学院在学中の 2005 年徳島市で初の個展を開催した。同大学の大学院では自身の作風との比較のため、シュルレアリスム、アールブリュット、アボリジニ美術、プリミティブアートを研究した。以来徳島市内を中心に活動を続け、2009 年、初の海外個展をニューヨーク OUCHI GALLEY で開催した。 その後故郷である函館市に戻り、2012 年北海道立函館美術館で「道南美術の 21 世紀展」に出展した。また、同年には第 2 回函館トリエンナーレに参加、2019 年には再び「「はこだてトリエンナーレ」に出展した。その際は故郷である渡島当別駅に地元の中学生と一緒に作品を制作し、展示した。現在までに徳島、倉敷、函館、札幌、ニューヨークなどのギャラリーで個展やグループ展を開催してきた。また、ギャラリーのみならず古民家やアパート、空き家なども展示会場としてきた。 私は偶然できた色や形のなかに、生き物の断片を発見し、さらに想像を膨らませることで新たな生き物を創造し描いている。その原点は幼少期を過ごした北海道や、青年期を過ごした四国の自然だと考える。自然はいつも私に素晴らしい光景を見せてくれる。その光景は時に恐ろしくもあり、圧倒されるほどに美しい。自然が作り出した空や海、大地は我々人間を超越した大きな”何か”の意思によって形作られたのではないかと感じるのである。 私は絵具の偶然の効果によって形作られた画面を見つめ、その色や形に身を委ねる。自身の無意識に働きかけることで、自然と沸き上がってくるイメージを形にしていく。それは、何か自分を越えたものに身を任せ、超越したものの意思を体現しているかのようである。そしてそれは、私が奇跡的な自然の光景に出会いそこに自分を超越したものの意思を感じる時の感覚と非常に近い。 私は描くという行為を通して、自然そのものを体現し宇宙の真理に近づきたいと思い、制作を続けている。 私は自分の描く生き物を”Spirit”と呼ぶ。なぜなら原初の人類が自然と結び付くことで創り出した芸術と、私の芸術には共通点があると考えるからである。彼らは自身の生活と周囲の自然の間に、独自の結び付きを発見することで神話を創造し、世界を理解していた。私もまた、周囲の自然からのメッセージに身を委ね形にして行くことで、世界を理解していきたいと思うのである。 ▶︎ホームページ |